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理事長所信

2021年度 理事長所信

2021年度一般社団法人佐賀青年会議所
第66代理事長 古川 健太郎

 

闘志

志を同じく闘う

~現在(いま)を生き抜き次代へつなぐ~

はじめに

佐賀青年会議所は1956年に創立され、本年で65周年という節目を迎えます。長きに亘り今日まで、私たちが運動・活動を継続して行えるのは、未来を見つめる諸先輩の思いがあり、地域の皆様のご理解、ご協力があったからこそであります。私たちは今まで諸先輩が築き上げられた多くの功績と、地域の皆様に支えられてきた事に敬意と感謝を表し、70周年ひいては100周年へと繋がる未来へ向けて、この志と伝統や歴史を継承しながら、「時代の開拓者」となるべく刻々と変わる社会情勢の中、その時代の変化に対応し前向きに挑戦する組織であることが必要であります。

近年、国内はもとより、世界では災害や感染症などの事態により、国民生活や働き方など大きな転換期を迎えています。さらにはキャッシュレス決済やテレワーク・リモートワークなどが格段に進み、ライフスタイルや価値観も大きく変化しており、また人口密集地における感染症等からのリスク回避、コスト削減などの視点から、人や企業の地方への移住や移転などの動きも見られます。

地方に有名企業が進出してくれば、内需が拡大され、その地域の発展するきっかけになるかもしれません。「人口減少」「少子高齢化」など地方が抱える問題は多くありますが、地方の責任と役割を見つめ直し、安全・安心に暮らせる未来を描き、ネガティブにその未来を待つのではなく、ポジティブな未来を描き、それを実現する政策を掲げ、運動を展開することが大切です。

先人の皆様が、戦争や経済危機、自然災害など困難を乗り越え努力してこられたからこそ、私たちが存在しているのです。明るい豊かな社会を実現するために、私たちは再度リーダーとして意識を高め、自身の成長を遂げ、志を同じくする仲間とともに、個人の「修練」、社会への「奉仕」、世界との「友情」の三つの信条のもと前向きな思考を働かせ前進して参ります。

 

65周年記念式典について

本年9月14日、一般社団法人佐賀青年会議所は65周年の節目を迎えます。1956年9月14日、七田久夫理事長を初めとする43名のメンバーからスタートし、創 立以来多くの諸先輩の皆様が地域の為に献身的に運動・活動を展開してこられた歴史があ ります。周年という節目の年は、唯一立ち止まって過去を振り返る事ができる年だと考えま す。諸先輩の皆様がどのような想いで運動・活動されてこられたのか、なぜこの運動が現在 も続いているのか。現在、佐賀青年会議所メンバーの大多数が入会歴3年未満です。この周 年という機会に入会歴の浅いメンバーに諸先輩の皆様の想いを共有させて頂きます。創立 以来の多くの功績に敬意を表し、今一度佐賀青年会議所の歴史と諸先輩の想いに触れて、創 始の精神が今に引き継がれていることを再確認し、志を同じく次代に引き継ぎ、70周年を 見据えた運動・活動の指針を示していきます。 

 

まちづくり事業について

今や人口減少時代のわが国。まだまだ一極集中であり、地方都市では街なかの空洞化や山 間部の過疎化が続いています。 本年は、1972年に「納涼さがまつり」から始まった、「佐賀城下栄の国まつり」は記念 すべき50回目を迎えます。佐賀青年会議所は立ち上げ当初からこのまつりの構築に関わ ってきました。その中でも佐賀城下花火大会は諸先輩が幾多の困難な道を切り開き多くの 関係者の皆様のご協力のもとで開催させて頂いています。本年は、このまつりを開催するに あたり、今一度、行政や他団体、関係機関との連携を強化し、今の社会情勢に合ったまつり の在り方を模索し、50年の節目である佐賀城下花火大会を盛大に開催します。 今一度、地域の資源を見つめ直し、観光振興を踏まえたまちづくりを考えていきます。地域 の内側に目を向け、その地域にどうやって人を呼び込むかという点を模索する事により、地 域の魅力を再確認し、地域の外側にも積極的に眼差しを向ける必要があります。

 

青少年・環境事業について

青少年事業は、長年、諸先輩が取り組んでこられ、多くの子どもたちと触れ合い、夢や希 望を与えてこられました。昨年、誰しもが予測しなかった新型コロナウイルス感染症の流行 により、子どもたちはもとより、私たち大人も外出禁止、活動自粛という異例の事態が起こ りました。ゆえに外で遊べない、部活動や人が集まって行うイベント等が軒並み中止となっ てしまいました。成長著しい子どもたちにとって目標を失われたことにより、ぽっかりと空 いた気持ちを埋めるような働きかけを模索し、未来ある子どもたちに元気を与え、夢や希望 を絶やさない心を育む事業を考えていきます。

また、佐賀市には市民総参加型の河川を愛する習慣が根付いています。これは諸先輩の皆 さまのご尽力によるものであります。佐賀に住み暮らし、社会活動をさせて頂いているこの 地域に対し、環境美化を推進することで少しでも地域に対しての恩返しになればと考えま す。 

 

国際・災害対策支援交流事業

佐賀青年会議所は1985年の正式調印以来、社團法人台南市新營国際青年商會との交 流も37年目を迎えます。志を同じくする者同士、国境を超えた友情、さらには諸先輩の皆 さまを含みますと世代をも越えた交流がそこにはあります。会員同士の交流だけに留まら ず、自国、ひいては地域の発信、経済や子どもたちを巻き込む交流など多種多様にわたって 行って参りました。昨年は新型コロナ感染対策のため、オンラインでの調印式という交流事 業となりました。従来の相互訪問形式とは違った形ではありましたが、今後はオンラインも 取り入れ、原型は崩さず、新しい交流の形も模索して参ります。

また、近年の異常気象に伴い、自然災害により大変な思いをされている方々がいらっしゃ います。青年会議所として災害に対しての対策や支援の在り方などを模索し、少しでも市民 の皆さまにお役立てできるような事を考え、構築に向けて動き出します。そういった運動が 世界に目を向けた時に一助になればと考えます。

 

会員の資質向上・新入会員の研修・ビジネス事業

本年で65周年を迎える佐賀青年会議所ですが、会員数は減少しております。これは佐賀 青年会議所だけの問題ではなく、各地会員会議所でも同様です。昨年は、西村理事長のもと、 多くの新入会員が入会してくれました。仮会員で入会したメンバーが新しくメンバーを呼 び込んでくれるという一面もありました。このような新しい風を吹き込んでくれる事は長 く在籍しているメンバーにも刺激になった事でしょう。青年会議所の魅力を語れる、そんな 人財を一人でも多く残していきたい。今や、地域には多くの青年団体、NPO法人が活動し ています。そんな中、青年会議所でなければならない根拠を語れる人財であって欲しいと願 います。

また、昨年新しい取り組みとして、他団体と協働しデジタルツール(アクトコイン)を用 いて、まちなかを応援する事業が行われました。これは一過性ではなく継続して体を成すも のであります。このようなツールを用いて仕組みを作り、佐賀の経済の起爆剤になればと考 えます。

新型コロナの影響で経済は打撃を受けております。青年会議所メンバーとしてもそうで すが、いち経済人としても地域を盛り上げて、社業も発展させていかなければなりません。 困難な状況下でも生き抜く力というものを私たちから発信していきます。
 

広報について

現在、世の中はスマートフォンの普及もあり、情報を待つのではなく、取りに行く時代と なっています。近年、佐賀青年会議所でもホームページやSNS等を用いての情報発信を行 って参りました。市民の皆様に我々の活動を発信し、目に触れて頂くことで得られる理解も あるかもしれません。良くも悪くも単年度制の組織体ではありますが、私たちの運動は65年間、諸先輩の皆様から脈々と受け継がれてきました。こういった運動をリアルタイムに発 信し続ける事で、さらに地域や市民の皆様を巻き込んだ大きなムーブメントを起こせるの ではないかと期待をしております。また、地域の皆様のお役に立てるように、何かあったら 青年会議所に相談してみようと思ってもらえるような立ち位置で情報発信していきたいと 考えます。
 

結びに

「祖国日本の復興」を願う、熱い想いで青年会議所は設立されました。先人たちの熱い思 いは、時代は変われど受け継がれております。青年会議所として、いま何ができるのか。昨 年、第二次世界恐慌とも言われる時代が訪れ、想いがあっても動けない辛さがありました。 わが国日本だけではなく、世界が変革を迎える時であります。諸先輩の皆様が常に時代の先 駆者であったように、私たちも力強く闘い、現在(いま)を生き抜き次代へつないで参りま す。